図書室待機

今日は図書館へ行って第二次世界大戦の死に損ないどもが自費出版した自伝戦記物を片っ端から読みました(棚の半分くらいが埋まるほどある)当たり前だけどみんな最後は生きて日本に帰って来ます。死んだら本は書けない。これが今日1日かけて学んだ教訓です。あと図書館でキャアとかワアとか騒ぐ子供を見掛けたらまず奥さんを視姦して私の存在に気付かせて次はその子供を視姦して図書館から追い出すなどの活動で知られる図書館で音を立てたらおしおきよ旅団の極東支部統括本部長である私ですが今日は非番なので図書館の静寂を破る悪の権化から自分を隔離するためiPod装着で行きました。たとえ目の前で奥さんが股を開いていても本に没頭マンです。それで金と暇があって不幸なことにペンが持てる程度の元気はあるくそじじいどもが書いた実につまんねー本をめくりながらiPodから流れるモーニング娘。「そうだ! We're ALIVE」を聴いていたら今日は思いの外胸にすーっとしみるようで、全米180のハイスクールに納入実績を持つ私の高性能涙が出るからどうにかしろセンサーがやぐらに据えられた早鐘をガンガンガンガンと鳴らすではありませんか。人前にモーニング娘。「そうだ! We're ALIVE」を聴いて泣いている姿を晒したら頭がおかしい人に見られるなあと涙をこらえようとしましたが、私はそこではたと気付き、悟られぬよう周りをそっと見渡し、(こんな余計な描写が多い。さっさと棺桶入ればいいのに)カナル型イヤホンで音漏れ対策もバッチリなんだから何聴いてるか周りには分からないしましてや図書館で本読みながら泣いてたらそれはその読んでる本に感動してると見られるのが普通であると気付くと私は本に感動してるフリをして思う存分ぼろぼろ泣くことにしたのでした。もしかしたらその辺の奥さんが「今時本を読んで感動して涙を流すとはなんと感受性の高いすてき青年なんでしょうぱっくり!(股を開く音)」なんてことになっていたかもしれませんが前述の通り私は本に没頭マンというよりモーニング娘。「そうだ! We're ALIVE」に没頭マンでしたのでぱっくりされていたどうかは知りません。ぱっくり後に立たずです。この世は教訓の図書館ですね。一度図書館にいる時けっこう大きめの地震に遭遇したことがあるけどあれは恐怖だった。訳の分からない本に潰されて死ぬのはちょっと嫌だ。棚の前でおろおろしていた紳士を安全とみられる柱に誘導したら奇妙な連帯感を共有できたけどロマンスには発展しなかった。今週火曜日19時からテレビ東京で「奥さまは外国人スペシャル」を放送するので最高画質で予約録画を入れること。「爆笑!スリランカ出身の花嫁とものマネが得意な夫の生活▽アメリカ出身の花嫁とのラブラブ新婚生活に密着!▽大奮闘!旅館に嫁いだロシア出身の美人花嫁▽南アフリカ出身の花嫁はジャズシンガー!」だって。だってだってと言われてもだってだってなんだもん。