無職幼女日記

スーパーで買い物をしていると4〜5歳くらいの幼女に「パパー!」とコートの裾を掴まれた。振り返ると6年前にさよならも言わずに去って行ったあの人が、ということはなくただ単にその幼女がパパと私を間違えただけらしい。たぶん。「パパじゃない!」という顔をして固まっている幼女に「そういう時は「人違いでした。ごめんなさい」って頭を下げるんだよ」と処世術を教えようかどうか逡巡していると幼女はぱたぱたとどこかへ走って行った。おしまい。しかし「無職幼女日記」って書くとアブナイ人みたいだな。