インターホン

昼寝をしていてトランスフォーマーホットロディマスをどこに配置しようかというとても素敵な夢を見ていたらインターホンが鳴る音がしたのでベッドから這い出てモニタで確認すると見知らぬ女性が立っていたので無印良品の掃除用品システム・アルミ伸縮式ポールを使った本體楊心流棒術で威嚇しようかと思いましたが相手がインターホンを押すということは棒ではなく会話を求めていて無印良品の掃除用品システム・アルミ伸縮式ポールは軽すぎるのでインターホンの応答ボタンを押してどちら様ですかと聞くと女性は本田さんという方でクリスマスが近いからイエス・キリストのことを知れ、とのことでした。本田さんの手には何か冊子のようなものが握られており本田さんにイニシアティブを取られるとあの冊子を渡されてイエス・キリスト情報を骨の髄まで叩き込まれるなと察した私はとりあえず「ネットで聖書見れるから大丈夫!」と牽制すると「日本語通じますかー?」と予想外の答えが返ってきたのでいくら寝起きで滑舌が悪くインターホン越しの音声とはいえ日本語の文として伝わったはずだという自負があった私はひどく傷つき同時にインターネットで聖書が見れてチョー便利とか思っていた私はただの日本語が読めない愚か者でイエス・キリストについて何も知らないクルクルパーなのは別にいいけどできることなら魂の平穏を手に入れて安らかに死にたいとささやかに願う私は本田さんに何を言っても魂の平穏から遠ざかると判断し、つまり何も言えなくなり無言の住人に対してドアをドンドンされたりドアにタミヤのカラースプレーで何か書かれたら嫌だなあとしょんぼりしました。これから買い物に行ってコカコーラと海苔と歯ブラシとハンバーガーと小松菜を買ってくる。